Schneider Kreuznach Componar 75mm F4.5 --四角ボケのクセ玉引き伸ばしレンズ

Schneider Kreuznach Componar 75mm F4.5 --四角ボケのクセ玉引き伸ばしレンズ

四角ボケその1
Schneider Kreuznach Componar 75mm F4.5 で花を撮影
背景が四角くボケている

四角くボケる引き伸ばしレンズ

引き伸ばしレンズといえばローデンシュトックかシュナイダー クロイツナッハ。
最近ローデンシュトックを愛用しているので、シュナイダーも買ってみた
ただし、高級品のコンポノンではなく普及品のコンポナー。

このレンズの一番の特徴は、絞りが四枚であること。
開放では普通なのだが、少しでも絞るとボケの形状が四角くなる。
なかなか珍しい仕様。おそらくクセ玉に分類されるレンズ。
上の画像でも、背景が盛大に四角くなっている。

四角ボケの是非

一般的に良いボケ・綺麗なボケというと、綺麗な円形のものを指し、
六角形や五角形等の角のあるボケは好ましくないものとされる。
このComponar 75mm F4.5 のボケも、wikipediaでは「極めて不快」と評されていたりする。

でも、この見慣れない感じは結構好き。
見慣れた被写体でも、ほんのり非日常感が出る。
上手く使いこなせれば、面白い写真が出来上がると思う。

実際、作例をググると面白い写真がいっぱい出てくる。

うっすら四角ボケ
四角をはっきり出さずに、このくらい控えめに使うと使いやすい

はっきり四角ボケ
四角の形状をはっきり出すと、絵画っぽい表現に

使用上の注意点とか

このレンズ、もうひとつクセがある。
マウント部がL39(引き伸ばしレンズに多い規格)ではなく、M25という規格なのだ。
そのため、 L39→M42 に変換して M42のヘリコイドやベローズで光路長を調整するという、
いつもの方法が使えない。

幸いM25マウントは、ネジの形状がC/CSマウントと同じなので、
それ用のマウントアダプタが使用できる。
今回、このレンズを使うためだけに
Cマウントレンズ - M42マウントボディ のマウントアダプタを購入した。
   ※年代によって形状が違うかもしれないので注意。


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