AUTO CHINON 35mm F2.8 富岡光学製?

AUTO CHINON 35mm F2.8 富岡光学製?

小松宮彰仁親王像
AUTO CHINON 35mm F2.8で撮影した 小松宮彰仁親王像
青の発色がきれいなのでブロンズ像の撮影にぴったり

知る人ぞ知る 富岡光学製のレンズ?

一部のオールドレンズ好き達の間で伝説的な扱いをされている、
「富岡光学」というメーカーがある。
カール・ツァイスのレンズを製造していた一流の光学機器メーカーなのだが、
ほとんどの製品が他社銘のOEMのため、どんな製品を作っていたのかはっきりしない。
そんなミステリアスなところが魅力なのか、富岡製だと思われるレンズを収集するマニアも存在する。
ネット上では、きちんと根拠のあるものから憶測レベルのものまで、
このレンズが富岡製だ、という情報が数多くある。

そんな状況の中、このAUTO CHINON 35mm F2.8 は、
富岡製である可能性が高いレンズの一つ。
チノンは、富岡光学と繋がりが深かったらしい。

AUTO CHINON 35mm F2.8
多分富岡製だと思うんですけど

その写りは?

このレンズ、本当に富岡製なのかは分からないが、写りはなかなか良い。
試し撮り1
よくわからん木
シャープで立体感があり、「線が細い」という表現が当てはまる写り。
発色は渋めだが、青系の色の発色がとてもきれい。
ボケも自然な感じ。

試し撮り2

ただ、マルチコーティングでない(MC表記なし)のため、逆光には弱い。
気をつけないと、フレア・ゴーストが盛大に発生する。
この点から、写りは良いもののタクマーほど気軽に使えるレンズではない。
というか、タクマーがオールドレンズにしては逆光耐性が高すぎるだけかも。

試し撮り3
上の方にゴーストが出ている
ハレ切りするとちょっとマシになるが、大変なので丁度いいフードが欲しいところ。

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