Hanimar 135mm F3.5 |
マニュアルフォーカスでの飛び物撮影は楽しい
マニュアルフォーカスで飛び物撮影をするのはとても楽しい。
成功率は決して高くないが、その分上手くできたときの達成感は大きい。
私はあまり上手くないけれど、下手なりにその魅力やコツについて紹介したいと思う。
なお、熟練者のマニュアルフォーカスはオートフォーカスより早くて正確だとか…
なお、熟練者のマニュアルフォーカスはオートフォーカスより早くて正確だとか…
MFで飛び物撮影は無理?決してそんなことはない…はず
ネット上で情報を集めていると、マニュアルフォーカスで飛び物撮影は無理、と思っている方が多いように感じる。
でもちょっと考えてみて欲しい。
昔はオートフォーカスなんてなかったけど、飛び物を撮影している人は一定数存在したはず。
昔の人にできたことが、現在の我々にできないはずがない。
デジタルカメラはフィルムと違っていくらでも失敗できる!
ISO感度も自在に変えられる!!
フォーカスアシスト機能なんてものもある!!!
なんと恵まれているのか!!!!
だから、無理と言わずにどんどん挑戦してみよう。
多分、やってみると楽しいよ。
MF飛び物撮影の魅力
もちろん、マニュアルフォーカスよりもオートフォーカスのほうが写真自体の打率は高いだろう。
でも、なかなか上手くいかないからこその魅力がたくさんある。
さらに、マニュアルフォーカスで飛び物が撮影できるようになれば、
オートフォーカスでの撮影も上達するかもしれない。
少し、そのへんについて書いてみる。
被写体を観察し動きを予測する楽しさ
被写体をよく観察することって、写真を撮るうえでとても大切なことだと思う。
最近のカメラはとても性能が良いので、フレーミングしてなんとなくシャッターを切ればきれいな写真が撮れてしまう。
場合によっては被写体の観察がおろそかになってしまうこともあるのかも。
反対にマニュアルフォーカスでの撮影の場合、被写体を観察することを強いられる。
被写体の動きを知り、先読みでフレーミングとピント合わせを同時に行わなければ写真を撮ることが出きない。
一見難しそうだけど、コツを掴めばそこそこ成功するようになるし、被写体への理解がどんどん深まっていく。
その経験は、オートフォーカスでの撮影にも活かせるはず。
機材のせいにできないので、散財防止に
オートフォーカスで撮影をしていると、ピントが外れたのを機材のせいにしてしまうことがある。
その結果、もっと良い機材を…と、「沼」にハマってしまうこともあるだろう。
その点、マニュアルフォーカスは自分で行った操作が結果に直結するので、悪いのは常に自分の腕、となる。
「高価な機材を使えば」という考えの前に、「相手の動きを読もう、自分の腕を磨こう」という考えになるはず。
あと、オートフォーカスの利く望遠レンズは高価だけど、マニュアルフォーカス専用のものは安価で手に入る。
つまり、お金が節約できる!すごい!!
どうやってピントを合わせるの?
飛び回っている相手にピントを合わせるのは非常に難しい。
ポイントを何も知らずに挑戦すると、「無理」となるだろう。
そこで、ちょっとしたコツを2つ書いてみる。
ド定番「置きピン」
マニュアルフォーカスの置きピンで飛び物撮影する方法— シダモ (@coffee_smoke73) 2018年1月2日
①被写体が通過しそうな空間にピントを合わせておく
②被写体がそこを通過する一瞬前にシャッターを切る
③たまに成功する
自分の場合、連写より目押しのほうが成功率高い pic.twitter.com/DOKsApDCED
定番の方法が、この置きピン。
上のツイートの内容通り、あらかじめ相手が通りそうな場所にピントを合わせておき、
被写体がそこに来るタイミングでシャッターを切る。
鉄道写真の分野では特によく使われる方法らしい。
鉄道はかならず線路に沿って移動するから、置きピンの場所が決めやすいとのこと。
一つ注意。
被写体が狙った場所にくるちょっと前のタイミングでシャッターを切ること。
なぜなら、「シャッターを切ろう」と思ってから動作に写るまでの僅かな間に
被写体は移動してしまうから。
これをやらないと…
被写体が奥行き方向に移動している場合、
こんな感じでピントが外れる。
被写体が横方向に移動している場合、
こんな感じで構図が崩れる。
上のツイートの内容通り、あらかじめ相手が通りそうな場所にピントを合わせておき、
被写体がそこに来るタイミングでシャッターを切る。
鉄道写真の分野では特によく使われる方法らしい。
鉄道はかならず線路に沿って移動するから、置きピンの場所が決めやすいとのこと。
一つ注意。
被写体が狙った場所にくるちょっと前のタイミングでシャッターを切ること。
なぜなら、「シャッターを切ろう」と思ってから動作に写るまでの僅かな間に
被写体は移動してしまうから。
これをやらないと…
被写体が奥行き方向に移動している場合、
Hanimar 135mm F3.5 |
こんな感じでピントが外れる。
被写体が横方向に移動している場合、
Tair-3A 300mm F4.5 |
こんな感じで構図が崩れる。
被写体によっては素早いピントを合わせで間に合うことも
![]() |
Tair-3A 300mm F4.5 |
このホソヒラタアブという虫、動きがとても特徴的。
空中のある地点で1秒くらいホバリングし、移動してまた1秒くらいホバリングして、というのを繰り返す。
移動先は不規則なので上記の「置きピン」は使えないが、
いい場所に来てくれれば、1秒でピント合わせして撮影、というのが間に合う。
また、たまに一箇所に留まる時間が長くなることもあり、そのタイミングを狙うのも良い。
こんな感じで、被写体の性質に応じて撮り方を変えると良い。
空中のある地点で1秒くらいホバリングし、移動してまた1秒くらいホバリングして、というのを繰り返す。
移動先は不規則なので上記の「置きピン」は使えないが、
いい場所に来てくれれば、1秒でピント合わせして撮影、というのが間に合う。
また、たまに一箇所に留まる時間が長くなることもあり、そのタイミングを狙うのも良い。
こんな感じで、被写体の性質に応じて撮り方を変えると良い。
とりあえずやってみよう
マニュアルフォーカスでの飛び物撮影は難易度が高い。でも、決して無理ではない。
一種のスポーツのような感覚で非常に楽しいので、気になる人はやってみることをオススメする。
写真は趣味だけど最近マンネリに、という人には特にぴったりだと思う。
難しいことは考えず、とりあえずやってみよう!
難しいことは考えず、とりあえずやってみよう!
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