ブラジル 晩秋樹上完熟 シティロースト -- 焙煎記録

ブラジル 晩秋樹上完熟 シティロースト -- 焙煎記録

樹上完熟豆

豊かな甘みのドライオンツリー 

「樹上完熟」というとまず思い浮かぶのは果物。
樹上完熟のりんごとか、びっくりするほど美味しい。

コーヒーにも果物と同じように樹上完熟というものがある。
こちらは樹上で完熟させるだけでなく、乾燥までを行うそう。
いわゆる「ドライオンツリー」というやつ。
通常の方法に比べてコーヒーの木に負担がかかり、木の寿命が短くなってしまう生産方法なんだとか。
また、樹上での乾燥中に雨が降ると実が傷んでしまうため、生産可能な地域は限られている。

今回は、そんな貴重な豆を購入して焙煎してみた。
ちなみに価格はそんなに高くなかった。嬉しい。

欠点豆は多くもなく少なくもなく。
カビ豆が多少気になるので丁寧に取り除いた。
焙煎度は、とりあえず王道のシティローストに決定。
ブラジルのシティローストといえば、定番中の定番。
不味くなる要素がない。

焙煎時の感触は普段のブラジルそのもの。
非常に素直な挙動で焼きやすい。
焼き上がりもムラなくきれい。

ネルドリップで
ウェッジウッドのジャスパーウェアをちゃんと写すためストロボ買ってみた
いつも通りにネルで抽出。
口に入れた直後は、うーん正直サントスNo.2とあんまりかな、という印象。
ところが、後から甘みがじんわりと来る。
飲み始める程に甘さが際立ちどんどん美味しく感じられるように。
これは完全にサントスNo.2とは別物だ。
なお、酸味は少ない。

風味に派手さ華やかさはないが、その分何にでも合わせることができる。
食事によしお菓子によしの万能型。

それにしてもブラジルのコーヒーって、
生産量が多いので価格が安めで、品質が安定していて扱いやすく、
製法とか農園とかのバリエーションが多い、と良いとこだらけ。
やっぱり好きな産地だ。


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