IT分野初の士業 はたして今後どうなるか
今年10月から、情報処理安全確保支援士になった。
もともと情報セキュリティスペシャリストを持っていたので登録しようかどうか迷っていたのだが、
情報セキュリティスペシャリスト資格からの登録が今年10月の分でラストとのことだったので、
もったいない精神で登録。
維持費が結構高いのが困り物。
登録は結構面倒
今年の夏に登録手続きを行なったのだけど、これが結構面倒だった。
揃えるものは以下。
これらを揃えて郵送すれば登録完了になる。
・登録申請書
・9,000円分の収入印紙
・登録料10,700円の振込を証明する書類
・誓約書
・登記されていないことの証明書
・市区町村の交付する身分証明書または身元証明書
・試験の合格証書のコピー
・戸籍謄本か住民票の写し
・登録事項等公開届出書
さて、一つ一つ見ていく(順不同)。
登録申請書
サイトからダウンロードしたPDFに記入するだけなのだが、
Adobe Acrobat Reader DC必須。
普段使ってないからインストールする必要があった。
9,000円分の収入印紙
買えばOK。
ただ9,000円のものは存在しないので、
5,000円&4,000円とか
6,000円&3,000円とかで。
登録料10,700円の振込を証明する書類
振り込めばOK。
誓約書
サイトからダウンロードして手書き。
登録事項等公開届出書
サイトからダウンロードして手書き。
どこまで公開するか迷うやつ。
とりあえず、最低限の情報だけ公開にしてあとは非公開にした。
試験の合格証書のコピー
コピーすればOK。
■■ 以下、面倒なお役所シリーズ ■■
面倒なのがここからのお役所系。
郵送でも請求できるけど、万一書類不備とかがあるとやりとりが面倒なので、有給とって揃えた。
登記されていないことの証明書
法務局へGO。
普段行かないから勝手がわからんかった。
市区町村の交付する身分証明書または身元証明書
これ、初見殺し。
よく読んでなくて「身分証明書なら運転免許でいいよな」と思ったのだけど、
必要なのはそれじゃなく本籍地の役所で取る「身分証明書」という名の書類。
必要なのはそれじゃなく本籍地の役所で取る「身分証明書」という名の書類。
「本籍地」というのがネック。本籍地と現住所が離れている人は要注意。
内容は、「禁治産・準禁治産宣告の通知、後見登記の通知、破産宣告・破産手続開始決定の通知を受けていないことを証明したもの」とのこと。
戸籍謄本か住民票の写し
よく必要になるやつ。
最近は住民票の写しがコンビニで取れるから便利。
登録のメリットは
無事登録が完了したわけだけど、今のところメリットは特に感じていない。
率直な感想だけども、情報セキュリティスペシャリストも支援士も、
過去問を見る限りセキュリティの専門家を名乗るには試験の難易度が低すぎる。
※試験自体は決して低難易度ではないのだが、実践で使えるかというと…
過去問を見る限りセキュリティの専門家を名乗るには試験の難易度が低すぎる。
※試験自体は決して低難易度ではないのだが、実践で使えるかというと…
そもそもIPAの高度資格って結構基本的な内容なので、実務上の能力とは結びつかない。
あまり事情を知らない人には「なんかよくわからないけど凄そう」と見てもらえることはあるが、
IT業界の人はその辺の事情を知っているので「ふーん、で?」となる感じ。
※稀にIPA資格をやたら嫌ってる人がいて、持ってることで悪印象を持たれることすらある
ただ、IT全般(セキュリティは特に)の世界って目まぐるしく状況が変わるから、
「どんな試験なら良いのか」と問われても答えは出ない。
また、どんなに状況が変わるとはいえ基本は大事なので、
「実務に直結しない」という前提でなら取得は良いことだとは思う。
若干話がそれた。本題の支援士の話。
「士業」とはいうものの、今のところ「これがなくて困る」というシチュエーションはほぼない。
前記の通り、ITに詳しい人相手だと「持ってる」と言ったところで大きくプラスには働かない。
あまり詳しくない人にちょっとだけ「信頼できそう」という印象を持ってもらう程度か。
あと、国のサイバーセキュリティ関連のニュースって、
自称サイバーセキュリティ専門家 齋藤ウィリアム浩幸氏とか、エアギャップ大臣 桜田義孝氏とか、
そういうロクでもないニュースばかりなので個人的にはけっこうげんなりしている。
今後は、いい方向に進めば良いのだけど。
しばらく様子を見て、維持費とメリットがあまりにも釣り合わないと感じたら失効させるつもり。
失効させた後にやっぱり必要になったら、また取れば良いだけの話。
※情報セキュリティスペシャリストの資格で登録した人は失効すると再登録不可、
情報処理安全確保支援士の資格で登録した人は失効しても再登録可だそうな
※情報セキュリティスペシャリストの資格で登録した人は失効すると再登録不可、
情報処理安全確保支援士の資格で登録した人は失効しても再登録可だそうな
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