ベトナムロブスタをストレート・ホットで味わう

ベトナムロブスタをストレート・ホットで味わう

ベトナムロブスタ フレンチローストのストレート  左:ブラック 右:練乳入り
安い、不味い、臭いと評判のベトナムロブスタを、
ホットのストレートで飲んでみた。

淹れ方は、いつも通りネルで。
お湯の温度は83度、25gの豆で300cc。
豆は粗挽きにし、お湯もわりと勢い良く注いで
できるだけ薄く淹れるよう心がけた。
  ※普段は、だいたい豆1gにつき10cc抽出

飲み方は、砂糖乳製品なしの完全ブラックと、
ベトナムコーヒーを意識して練乳をたっぷり入れたもの。


よく「ストレートのホットだととても飲めたものじゃない」
と評されているので恐る恐る飲んでみた。

肝心の味だが、ブラックで飲むと苦味が強く、味に奥行きが無く、ちょっと薬臭い。
確かに、アラビカ種と比べると数段劣る。
ただ、美味しくはないものの飲めないほど不味くはない。
その点はちょっと拍子抜け。

今回、薄めに淹れても結構強烈な味だったので、
普通のアラビカ種のような淹れ方(それこそ点滴ドリップとか)だと
とても飲めたものじゃないものが出来上がるのかもしれない。

練乳をたっぷり入れたほうは、完全に缶コーヒーの味
(練乳の量が多かったせいか、マックスコーヒーに近い味)。
もっとも、ロブスタが缶コーヒーの味なのではなく、
缶コーヒーがロブスタの味だんだろう。

今回の試飲で味の特徴はなんとなーく掴めたので、
今後は色々と混ぜて使ってみたいと思う。
ストレートで飲んだりブレンドのメインにするのはちとキツいが、
使い方次第で化けそうな印象。

強烈な臭いと苦さを活かしスパイス感覚で少量添加したり、
アイス向けのブレンドに入れてみたり。

普通に飲んで美味しいものではないけども
毛嫌いせずにいろいろ試せば、
また新たなコーヒーの楽しみ方が見つかるのかもしれないが
やっぱり見つからないのかもしれない。

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