Homer Laughlin のヘビーマグ

Homer Laughlin のヘビーマグ

ホーマーラフリンのヘビーマグ
Homer Laughlin (ホーマーラフリン) のヘビーマグ  年代不明

ずっしりと重いダイナーウェア

コーヒーを飲む際、使用するカップによって味の感じ方が微妙に変わってくる。
経験上、苦味の強いコーヒーは厚手のカップ、
酸味の強いコーヒーは薄手のカップで飲むと美味しく味わえることが多い。

そこで、苦味の強いコーヒーを飲む際は、基本的に厚手のカップを使用するようにしている。


写真のマグは、アメリカHomer Laughlin(ホーマーラフリン)社のもの。
米軍に食器を納入していたことで有名な会社だ。

見ての通り「厚手」というレベルではない超厚手のマグで、
その重さはなんと 531g !!
もちろん、何も入れていない状態で、だ。

よく、ドラマ等で灰皿で人を殺すシーンがあるが、
このマグも同じ使い方ができそう。
苦味の強いコーヒーには厚手のカップが良いと言っても、
ここまで厚いカップを使う必要はないと思うのだが、
好きな人にはたまらない一品。
私も、この手の分厚い磁器は大好物。

ところで、厚手のカップは保温性が良いため、熱々の状態を長く保つことができる、
という情報がよくあるが、ここには一つ気をつけなければいけない点がある。
確かに保温性は良いのだが、カップが冷たい状態で熱い飲み物を注ぐと、
カップが飲み物の温度を奪ってしまい、中身が一気に冷めてしまうのだ。
そのため、厚手のカップを使う際は、面倒でも事前にカップを温めたほうが良い。


なお、このカップはアメリカンダイナーで使用される「ダイナーウェア」と呼ばれる食器類の一つ。
Homer Laughlinのほか、VictorやBuffaloのものが有名。
ファイヤーキングのレストランウェアシリーズなんかも、多分ダイナーウェアに分類される。
ダイナーウェアはガンガン使ってもそう簡単に割れない丈夫さが特徴なのだが、
如何せん重いため、他の食器と接触したときに他の食器のほうを割ってしまいそうで怖い。
繊細な食器と一緒に使う場合は要注意!


ヘビーマグは分厚すぎ、重すぎでクセの強い食器だが、
ハマる人はハマるので、好きになれそうな人は是非試してみて欲しい。

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