ファイヤーサイド グランマーコッパーケトル

ファイヤーサイド グランマーコッパーケトル

グランマーコッパーケトル

19世紀アメリカの銅ケトルのレプリカ

以前からやかんが欲しかった。

…のだけど、調理器具を揃えるうえでやかんの優先順位は低くなりがち。
お湯は鍋でも沸かすことができる。
湯沸かし専用の道具を買わなくてもどうにでもなるのだ。

とはいえ、高価なお茶を飲むのに鍋やコーヒー用のケトルでお湯を沸かすのではやっぱり雰囲気が出ない。
重い腰を上げて購入したのが、長野はファイヤーサイド社の「グランマーコッパーケトル」。
サイズは大・小とあるけれど小を選択。
小でも2.3リットルのお湯を沸かすことができるので容量十分。
ちなみに大の実用量は3.4リットル。


実は、もともとこれではなくイギリス シンプレックス社のケトルを買おうと思っていた。

しかし、シンプレックスはとても高価。
おいそれと手は出せない。

グランマーコッパーケトルは、シンプレックスのような上品さはないが、
レトロなデザインが素敵で価格はシンプレックスの半額以下。
コストパフォーマンス良好。

さて、このグランマーコッパーケトルだが、ファイヤーサイド社の社長ポール・キャスナー氏の
お祖母さんが使っていた19世紀アメリカ製のケトルのレプリカ品とのこと。
その名の通り「グランマー」。

ファイヤーサイド社は薪ストーブやアウトドア用品の会社なので、
このケトルもアウトドアでの使用を想定されている。
とても頑丈なつくりで、多少荒っぽく扱ってもビクともしなさそう。
錫メッキなので空焚きは一発アウトだろうけど。

昔のデザインだけあり、使用の際は注意点がいくつかある。

まず、使う際は鍋つかみ等が必須。
お湯を注ぐ際は後ろ側の取手を掴むのだが、取手は本体と同じ銅製なので熱くなっているのだ。
また、満水まで水を入れると沸騰時に吹き出て危険なので、注ぎ口の下までが有効容量。
あと、上でも触れたが内側の錫メッキは融点が低いので空焚きでもしようものなら一発でダメになる。
その他、上部の取手は必ず上に上げた状態で火にかけること、
火にかけるときは蓋をすること等、付属の説明書には注意点がびっしり記載されている。
まあ、基本的には常識的なことしか書いてなのでそれほど気を使うようなものでもない。

熱伝導率の良い銅製ということもあり、お湯が湧くのは早い(気がする)。
初めはピカピカな外観だけど、使い込むとくすんでいい風合いになりそう。

上の写真は新品時のものだけど、現在の様子はこんな感じ(2ヶ月弱の間、毎日使用)。


水染みのようなまだらなサビが出ているので、適当なところで一度磨いても良いかもしれない。
これはこれで好きだけど。

もともとアウトドア用の頑丈な道具なので、細かいことを気にせずガンガン使っていきたい。

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