コロンビア ハニー無農薬 シティロースト -- 焙煎記録

コロンビア ハニー無農薬 シティロースト -- 焙煎記録

コロンビアハニー無農薬

珍しいパルプドナチュラルのコロンビア

パルプドナチュラルといえばブラジルやコスタリカ、コロンビアは基本的にウォッシュトばかり...というイメージだった。
なので、この「コロンビア ハニー無農薬」は珍しさに釣られて即買い。
わりと安価なのもコロンビアコーヒーの良いところ。

さて、ほぼ衝動買いで購入したは良いが、
紙袋を開封しての第一印象は「うわ何これ汚い」。
ぱっと見で欠点豆だらけなのだ。

問題なのが、その欠点豆のほとんどが「カビ豆」だということ。
欠け豆や貝殻豆は取り除かなくても味への影響は少ない。
未熟豆や死豆は見落としにくいためそれほど問題ない。
それに対し、カビ豆は見落としがちな上、見落とすと味を大きく落とすどころか健康被害の懸念すらある。
最凶の欠点豆だ。
マンデリンやモカであれば、もともとカビ豆が多いことが分かっているため心の準備をしてから買う。
しかし、コロンビアはそれほど欠点豆の多いイメージがなかったため、少し怯んでしまった。

ただまあ、汚い豆は美味しいことが多い(気がする)。
丁寧に欠点豆を取り除いて焙煎してみた。

マクベスエバンスでコロンビア

焼き上がりをいつも通りのネル抽出で飲んでみる。

コロンビアらしいまろやかな酸味にやや強めの甘み。
いつも飲んでるようなコロンビアに、少しだけ芳醇さ・力強さをプラスしたような印象。
美味しい。

しかしながら、時間と手間をかけてカビ豆を取り除いてまで飲みたい味かというと...
リピートはないかも。
誰かが代わりに欠点豆を取り除いてくれるのであれば、喜んで焙煎するし喜んで飲む。


1 件のコメント :

  1. 焙煎する時いつも参考にしています。感謝感謝です。

    小さな手動のアウベルクラフトを使って100gから150gほどの豆を煎り、1週間以内に使い切るような
    量の豆を焙煎しています。

    水研ぎ・50℃洗いの後、半日、直射日光の当たらない風通しの良いところで乾燥。
    焙煎は2回行っています。
    1回目の焙煎 豆が色づく頃に焙煎を終了。水分を飛ばす意味で行います。粗熱がとれたら、
    欠点豆の除去作業をします。豆が薄い茶色なので、欠点豆が目立ちやすいので、作業がしやすい。
    カビ豆のカビは熱分解しないので、特に注意が必須です。
    2回目の焙煎 好みの焙煎度に仕上げるための焙煎をします。

    こんな面倒な焙煎方法をするようになった理由としては、一度ネットでコーヒー生豆の輸入の際の燻蒸処理を読んだこと
    がきっかけでした。水研ぎ方法としては、2,3度水研ぎ(お米を研ぐ要領で)をし、その後、50℃洗いを3分間。
    50℃洗いは48℃から54℃の間の水温であれば良いみたいです。50℃洗いの後、チャフがなくなるまで水洗いを
    行います。大き目のステンレス製ザルにとり、豆が重ならないように半日から1日ほど直射日光の当たらない風通しの
    良い所で自然乾燥します。

    豆に付着している生産国の土や汚れ、ほこりなどを取り除いて、そのコーヒー豆本来の特徴を最大限生かすための
    作業は必要ではないかと思っています。

    水の選び方も重要だと思っています。軟水だと味が柔らかくなる一方、コクがあまり強調されない気がします。硬水は
    苦味が強くなる一方コクが出てくるように感じています。今、気に入っているのは栃木県塩谷郡の尚仁沢の湧水です。
    もし機会があったらドライブを兼ねて訪ねてみて下さい。景色も良いし空気が美味しい所です。富士吉田の湧水より
    も気に入っています。お勧めです。

    長いコメント、ごめんなさい。 今後の焙煎記録に少しでもお役に立てればと思い、書きました。

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