ツボを押さえたスペックの高級ルーペがお得に入手できる
最近、過熱しているふるさと納税の返礼品競争。
あまりにも激化しているため、還元率は3割を上限とするよう総務省から通知が出ているそう。
今回紹介する埼玉県三芳町の返礼品「メイジテクノ ダイヤモンドルーペ」定価は6,000円。
で、必要な寄付金は10,000円。
つまり還元率は…なんだこれは、たまげたなぁ。
植物・虫・鉱物等々、いろんな用途に使える
ところでこのルーペはどんなものなのか。
スペックは以下の通り。
・10倍
・トリプレットレンズ(3枚のレンズを張り合わせたもの)
・有効径21mm
これだけ見ると何が何やらだけど、実はこれフィールドで使うルーペとしてのツボを押さえているのだ。
私は虫メインだけど、植物や鉱物などにも使いやすいはず。
まず、倍率の10倍。
科学実験用具屋さんとかに行くと20倍とか40倍とかのルーペが並んでいる。
それらに比べると一見しょぼい性能に見えるかもしれない。
だが、ルーペや双眼鏡などの光学製品は「倍率が高くなるほど扱いが難しくなる」。
かといって、あまり倍率が低くても使う意味がない。
10倍というのは、そのあたりのバランスが良い倍率なのだ。
※余談だが、私は双眼鏡なら6〜7倍くらいが好き
次に、レンズ構成のトリプレット。
廉価な製品はレンズ枚数が1枚だったり2枚だったりするけど、
こういう製品は像が歪んだり色が滲んだりしてしまう場合がある(倍率が高ければなおさら)。
それに対し、トリプレットではこういった像の歪みや色の滲みはほとんど出ない。
そのため、宝石鑑定に使われるルーペは基本的にトリプレットが採用される。
最後に、有効径21mm。
有効径は小さければ見づらいし、大きすぎれば重くかさ張り持ち運びに不便。
21mm径は、バランスが良いからかフィールドルーペによく採用されるサイズ。
ちなみに、高級ルーペとして有名なNIKONの宝石鑑定用ルーペは、有効径13mmとやや小ぶり。
あくまで宝石鑑定に特化したルーペという印象。
使ってみた感想
早速使ってみた感想。
まず外観の高級感が素晴らしい。折り畳みの動作もなめらか。
手に持ったときの適度な重量感も含め、(月並みな表現だけど)所有欲を満たしてくれる質感。
覗いてみると、視界は非常にクリアで見やすい。
ピントも合わせやすく、虫の複眼や体毛、口の形状などももはっきりと観察することができる。
ついつい、観察の時間が長くなってしまう。
還元率の良い返礼品なので、欲しい人はお早めに
ややニッチな製品ではあるけど、この上なく素晴らしい返礼品。
自然観察が好きな人であれば気に入るはず。
還元率の問題で近いうちになくなってしまいそうな気もするので、欲しい人はお早めに!
0 件のコメント :
コメントを投稿