引き伸ばしレンズとベローズユニットでマクロ撮影を楽しむ

引き伸ばしレンズとベローズユニットでマクロ撮影を楽しむ

引き伸ばしレンズ+ベローズユニット
藤本写真工業 E-Lucky 75mm f3.5 とソ連製のベローズユニット  どちらも年代不明
マクロ撮影というものがやってみたくて、
ここしばらく

  「マクロレンズが欲しい。
    Tamron 90mm F2.8(通称タム9)が欲しい。
    でも高い…

    マクロレンズが欲しい。
    Tokina AT-X 90mm F2.5が欲しい。
    でも高い…」

というようなループに陥っていた。

そんな中、ふとネット上で、
引き伸ばし機用のレンズでマクロ撮影をする変態さん(褒め言葉)がいる
という情報を入手。


引き伸ばしレンズ Fujimoto E-Lucky 75mm f3.5を安く入手することができたので、
さっそく必要なモノを揃えて試してみた。
やり方は以下の通り。
  ※あまり知識がないからなんか間違ってるかも

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引き伸ばしレンズは、もともと写真撮影用には作られていない。
そのため、普通のデジタル一眼で使うためには次の2つの課題をクリアする必要がある。

①マウントの問題
    だいたいの引き伸ばしレンズは、L39マウントだ。
    L39マウントはそのままデジカメに取り付けることができない。
    そこで今回は、Kマウントボディ - M42レンズ、
    M42ボディ - L39レンズ、の2つのマウントアダプタを用意した。
    これでどりあえず、カメラに取り付けることはできるようになった。

②ピント合わせの問題
   引き伸ばしレンズには、ヘリコイド機構が存在しない。
   よって、カメラに取付けただけではピント合わせができず、まともに使うことができない。
   この問題を解決するためには、カメラとレンズの間にヘリコイドリングや
   ベローズユニットを挟むする必要がある。
   今回は、ソ連製のよくわからんベローズユニットを用意してみた。
   あおり等はできないが、とりあえずは使える。
 
   ※厄介なことに、引き伸ばしレンズはモノによってフランジバック長が異なる。
       ちゃんと測っていないが、このE-Lucky 75mm f3.5は68mmくらい?
       無限遠を出したいときは、
           レンズ側のフランジバック > カメラ側マウントのフランジバック
       の状態から調整しないといけないため、
       それなりにフランジバックの長いレンズを選択する必要がある。
       ベローズユニットを使う場合は、一番縮めた状態でもかなりの厚みがあるためなおさら。
       まあ、マクロ撮影しかやらない場合は別に気にしなくて良いんだけどね。
       ちなみに、今回の組み合わせでは
        Kマウントのフランジバック+ベローズユニットの厚み が長すぎるため無限遠は出ない。

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まとめると、

①Kマウントのカメラ
②Kマウントボディ - M42レンズ のアダプタ
③M42のベローズユニット
④M42ボディ - L39レンズ のアダプタ
⑤引き伸ばしレンズ

で引き伸ばしレンズによるマクロ撮影が可能になった。
これもうわかんねぇな。

モカシダモ接写
引き伸ばしレンズ + ベローズユニットの試し撮り
けっこう絞ったような気がするけど、それでも被写界深度が浅いから想像以上に難しい
仕組みが完成したところで、この前焼いたモカシダモを撮ってみた。
焼きムラとか豆の汚さとかがよくわかっていい感じ
(見た目は汚いが飲むと美味い)。

※追記
↓引き伸ばしをレンズ逆付けして、センサー等倍以上の撮影もやってみた。

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