網に刺さって動けなくなってしまった模様 |
引き伸ばしレンズは逆付けで真価を発揮する!
引き伸ばしレンズは、ベローズの先っぽに装着すると高性能なマクロレンズとして使用することができる。
このとき、普通にマウント部をカメラ側に向けて普通に付けても普通に使えるのだが、
実は逆方向、つまりレンズの先っぽ側をカメラに向けて取り付けたほうが性能は良くなるらしい。
特に焦点距離が長すぎないレンズで等倍を超えるような高倍率撮影をする際には、はっきりと性能差が出るのだとか…
前々から知識として知ってはいたのだけど、面倒なのであまりやったことがなかった。
※機材はだいぶ前に買ったけど、いろいろ面倒だったので数回テスト撮影したっきり放置
でも『綺麗な虫の写真が撮りたい』という理由で、今日は初めて屋外で本格運用してみた。
そのための引き伸ばしレンズ。あと、そのためのベローズ?
そのための引き伸ばしレンズ。あと、そのためのベローズ?
今回の運用方法
使用レンズは、Schneider Kreuznach Comparon-S 50mm F2.8。
実はこれ、「Componon-S」を買おうとして間違えて買ってしまったもの。
「Componon-S」は4群6枚、オルソメター型の高級品。
それに対し、「Comparon-S」は3群4枚、テッサー型の普及品。
名前が似てるので、完全に見間違いで買ってしまった。どうりでやけに安いわけだ…。
とはいえ、「Componon」だろうが「Comparon」だろうが
シュナイダー・クロイツナッハのレンズであることに変わりはない。
そこまでの性能差は無いだろう。
このレンズの前面フィルタースレッドにリバースリング(両面オスネジのリング)を付け、
ベローズの先っぽに取り付ければ準備は完了。
試しにファインダーを覗いてみると、ベローズを一番縮めたところで最長撮影距離はセンサー面から25cmといったところ。
完全に接写専用。
昆虫撮影に使う場合、光学ファインダーを使う(=自分の頭と被写体を近づける)と被写体が逃げてしまうので、
腕を前に出してライブビューでピントを合わせるのが基本となる。
すっごい安定しないし疲れる。
腕の筋力は必須。
また、ワーキングディスタンスがとても短いのでライティングがとても大変。
本気で使いたいならマクロツインストロボが必要かも。
作例
とてもよく写る |
不快害虫扱いされがちなガガンボも、よく見るとメカっぽくてかっこいい |
体長5mmほどのスグリゾウムシ いい感じに撮れたからPCのデスクトップ壁紙にした |
上の写真のゾウムシ部分のクロップ 解像力の高さがよく分かる |
使ってみた感想
確かにすごくよく写る。
ただ、使い勝手は最悪。
被写体にギリギリまで寄らなきゃいけない、
一脚とかの何らかのサポート無しだと腕を伸ばすから腕が疲れる、
ストロボも工夫しないと上手く当たらない、
被写界深度は望遠マクロよりましとはいえ浅め…等々。
屋外の撮影でメイン機材にするにはピーキーすぎる性能。
メインは別に持ち、良い条件が揃った時だけ使う形が良さそう。
三脚を立てて動かないものを撮影するのであれば、これらの欠点はあまり問題にならないはずなのでメインで使えるはず。
被写体にギリギリまで寄らなきゃいけない、
一脚とかの何らかのサポート無しだと腕を伸ばすから腕が疲れる、
ストロボも工夫しないと上手く当たらない、
被写界深度は望遠マクロよりましとはいえ浅め…等々。
屋外の撮影でメイン機材にするにはピーキーすぎる性能。
メインは別に持ち、良い条件が揃った時だけ使う形が良さそう。
三脚を立てて動かないものを撮影するのであれば、これらの欠点はあまり問題にならないはずなのでメインで使えるはず。
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