自宅PCをLinux Mintにして2年半ちょっとが経過した

自宅PCをLinux Mintにして2年半ちょっとが経過した

linux mint

Linuxを個人のデスクトップ用途に

2014年の夏ごろから、自宅メインPCのOSをWindowsからLinux Mint17に変更している。
WindowsでもMacでもなくLinuxを使っている理由だが、やっぱり『無料』というのが大きい。
OSにかける費用をゼロにし、その分を本体のスペックに回したかった。

超少数派のLinuxデスクトップ環境ということで最初は若干不安もあったものの、
今のところ特に不満も困ったこともない。

以下、2年と数カ月使ってみての感想を書いてみる。
Linux全般の話がメインで、ディストリによる違いとかはとりあえず置いておく。
あと、サーバ用途系の話もなし。

Windowsがデファクトスタンダード、という時代は終わった

一昔前は、個人用端末といえばWindowsが中心だった。
でも、『若者のPC離れ』みたいな話があるように、
最近はスマートデバイスの勢力がかなり大きくなっている。

スマートデバイスの世界ではMicrosoftのシェアは低く、iOSやらAndroidやらが強い。
AndroidってよーするにLinuxだし、今のご時世はLinux使いに優しくなっていると思う。

WindowsでできることはだいたいLinuxでもできる

Linux移行の際、『Windowsで使っていたソフトが使えなくなる』というのが一番不安要素だった。
でも、実際使ってみると特に困ることはない。

よく考えると、私のPCの用途はほとんどブラウザ。
Chromeは普通にLinux対応なので、そのへんは全く困らない。
画像加工に関しては、Lightningroomは無いもののRawtherapeeやGimpがある。
オフィスソフトは、MS Officeとの互換性がイマイチだけどLibreがある。
ゲームだって、Steamのやつとかはけっこう対応している。
ほとんど全てのソフトが無償で利用できるのも大きい。

ただ、Wineは使えたり使えなかったりなのであまり期待しないほうが良い。

LinuxでもGUIで直感的な操作が出来る

Linuxというと、コマンド覚えないと使えない、みたいなイメージがあるけど、
最近のLinuxは、GUIが充実している。
特に、UbuntuとかMintみたいな初心者向けのディストリはGUIでだいたいの操作が可能。

Linuxはシンプルで管理しやすい

Windowsは、過去の名残とか後方互換性とかで、中身が非常に複雑。
名前解決のWINS/NBTとDNSとか、ファイルシステムのアクセス権と共有のアクセス権とか、
UACとか、ポリシー周りとか、複雑怪奇なうえ多重管理になっていることが多く、
思うように制御するのはとても難しい。
『管理者承認モードですべての管理者を実行する』みたいなパッと見で理解しづらい専門用語も多い。
文字コードも、Shift-JISなどという時代遅れのものを中途半端に残しているうえ、
公式ツールの中でも文字コードの扱いがマチマチで困る。
あと、Windows Updateに起因するトラブルも多い。

総じて、仕組みを理解してなくても何となく操作することができる分、
しっかりと管理するのは非常に難易度が高い。

その点、Linuxは構造がシンプルで管理しやすい。
自動でなにかやってくれることはないけど、勝手に変なことをされることもない。

圧倒的に充実したコマンドラインツール

単純作業はマウスでポチポチするよりスクリプト組んで自動化すると楽だけど、
やっぱりUnix系のコマンドはシンプルで非常に使いやすい。
Windowsのcmdはあまりにも使いづらいし、Powershellは普段使いには大げさ。
WSHはよく分からない。

ただ、Win10は公式でBash対応らしいし、この点は改善されたのかな?

能動的にPCを操作するのは楽しい!

単純に、Linuxの操作は楽しい。
親切なツールはあまりないし、トラブルが発生したら基本的に自分でなんとかするしかない。
ただし、その分ブラックボックスはなく、やろうと思えばいくらでもカスタマイズすることができる。
誰にでもオススメできるものではないけど、ちょっとでも気になっている人は気軽に使ってみると良いと思う。

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