シンプルだが奥の深いたわしの世界
普段、何気なく使ってる「たわし」。
何かを洗うためのメンテナンス用品でしかなく、それ自体が決して主役になるものではない。
しかし、これがなかなか奥が深い世界。
素材もシュロ、パーム、麻等々いろいろあり、用途によって使い分けるのが基本。
また、同じ素材でも良いものを使うと格段に性能が上がるのだ。
汚れがよく落ちるし、使い心地も良い。
なので一度良いものを使うとなかなか元には戻れない。
「良いもの」といっても100円が数百円になる程度なのだが、
その程度の投資で日常生活のクオリティが上がるのでとてもコストパフォーマンスが良いと思う。
で、今回の話。
伝統工芸士 佐柄真一さんの棕櫚(しゅろ)たわしを愛用していたのだけど、
別のサイズのものが欲しくなったので探していた。
が、これがなかなか見つからない。
デパートとかキッチン用品店とかを何カ所か回ってみたのだけど、
どこも品揃えがあまり良くない。
実際手にもってモノを確認したかったので通販はやりたくない。
どうしたものかと思っていたところ、あの「亀の子束子」に直営ショップがあるという情報を入手。
早速、谷中店に行ってみた。
※店舗は、板橋駅近くの本店と谷中店の2つ
※店舗は、板橋駅近くの本店と谷中店の2つ
お店の立地は、いわゆる谷根千エリア。
くねくねと曲がった「へび道」の一角だ。
昔ながらの金物屋さんのようなレトロなお店を想像していたのだけど、
意外なことにお洒落なカフェのような店構え。
早速中に入ってみる。
壁沿いの棚にはいろいろな種類のたわしがずらり。
どのようなものが欲しいかを店員さんに伝えると、
素材ごとの特徴や各製品のオススメの使い方等々、詳しく説明してくれる。
今回購入したものは以下。
今回購入したものは以下。
---
①かるかや束子
イネ科の植物カルカヤの根を使ったたわし。
硬くて汚れが良く落ちるが、洗う対象をを傷つけにくいもの。
「ささら」のような感じで鉄のフライパン、中華鍋、ダッチオーブン等を洗うために購入。
②ボディたわし「ニシオくん」
体を洗ったりマッサージするためのパームたわし。
製品ラインナップの中で一番ハードなやつ。
亀の子束子のボディたわしはやわらかい順に
・サイザル麻の「サトオさん」
・サイザル麻&シュロの混合の「タムラさん」
・シュロの「ナリタくん」
・パームの「ニシオくん」
の四種類がある。
※特徴的な名前は、亀の子束子の社員さんのものとのこと
「ニシオくん」のモデルはは四代目社長の西尾松二郎さんなのだとか
実は2番目に硬い「ナリタくん」を買うつもりでお店に行ったのだけど、
店頭で試してみたら結構イケそうな感じだったので急遽こちらに変更。
実際に使ってみると、使い心地は上々。
痛くないといえば嘘になるが、すぐ慣れそう。
③棕櫚たわし極〆 No.1
ミニサイズのシュロたわし。
曲げわっぱの弁当箱を洗うために購入。
お手入れに気を使う道具だから、できるだけ良い道具で洗いたい。
---
目立たない脇役だが、実はなかなか奥が深いたわしの世界。
もっといろいろこだわってみると面白そう。
0 件のコメント :
コメントを投稿