Cauldon Ceramicsのブラウンベティ --Adderley Ceramicsと比較してみた

Cauldon Ceramicsのブラウンベティ --Adderley Ceramicsと比較してみた

Cauldon CeramicsのBrown Betty
Cauldon Ceramics版のBrown Betty  2カップ用

2種類のブラウンベティ

ブラウンベティは英国の伝統的なティーポット。
テラコッタの表面に茶色の釉薬をかけた保温性の高いポットで、
紅茶をとても美味しく淹れることができる。

現在、オリジナルの製法でブラウンベティを作っているのは、
Cauldon Ceramics社とAdderley Ceramics社の2社。
基本的に日本で手に入るのはCauldon Ceramics社のほうだが、
ネットの情報によれば、Adderley Ceramics社のもののほうが品質が良い
海外通販で購入して使用していた。

ところが先日、散歩中にフラッと立ち寄った雑貨屋で、
Cauldon Ceramics社のものが安く売られているのを発見。
折角なので、こちらも買ってみた。
Adderley Ceramicsのが4カップ用なので、
こちらは一回り小さい2カップ用。

2社のものを比較

2種類のBrown Betty
左:Adderley Ceramics 4カップ用  右:Cauldon Ceramics 2カップ用
両方を使い比べてみたが、紅茶を美味しく淹れる、
という基本性能に関しては、両者に違いはない。
フォルムは若干異なるが、見た目の可愛らしさもあまり変わらない。

が、細かい部分を見ていくと、確かに違いがある。
「品質」という観点で比較すると、
ネットの情報の通りAdderley Ceramicsのほうが上だと感じる。

まず、異なるのはその重量。
全体がぼってりと分厚いCauldon Ceramicsに対し、
Adderley Ceramicsのほうはハンドルや注ぎ口等、
薄くできる部分は薄く作られている。
その結果、
   Cauldon Ceramics 2カップ用 → 約524g
   Adderley Ceramics 4カップ用 → 約554g
と、サイズがだいぶ違うのにも関わらず重量差は30gだけ。
また、持った時の重量バランスもAdderley Ceramicsのほうが良く、
持ったときに軽く感じる。

次に、注ぎ口の形状の差。
Cauldon Ceramicsのものは注ぎ口が太くて水切れが悪いので、
紅茶を注いだ時にこぼれやすい。
それに比べ、Adderley Ceramicsはほっそりとした注ぎ口で紅茶がこぼれにくい。

全体的に、ぼってりとして田舎臭いCauldon Ceramics、
スマートなAdderley Ceramics、という印象。

感想とか

2つのブラウンベティを比較すると、確かにAdderley Ceramicsのもののほうが品質が良い。
しかし、基本的な性能面では両者に差は無い。
細かい使い勝手には差があるものの、わざわざ高い送料を出して
Adderley Ceramicsのものを取り寄せるほどの違いか、というと微妙なところ。

迷ったら、見た目重視でCauldon Ceramicsのぼってりとしたフォルムと
Adderley Ceramicsのスッキリしたフォルム、どちらが好きか、という感じで選んだら良いと思う。
ちなみに、私はどちらも気に入っている。

2社のものが揃ったので、機会があればCauldon Ceramicsの限定カラー
「カーキブルー」も買いたい。


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