Voigtländer (Zeiss Ikon) Skoparex 35mm F3.4 DKL

Voigtländer (Zeiss Ikon) Skoparex 35mm F3.4 DKL

Skoparex 35mm F3.4
デッケル用のマウントアダプタとライカ風フードを装着
銀色の鏡胴がかっこいい

貴重な完全未開封品を入手!!

だらだらとネットサーフィンをしていると、たまに良いものを見つけることがある。
このレンズも、布団の中でぼけーっとネットサーフィンをしているときに発見した。

Voigtländer Skoparex(フォクトレンダー スコパレックス) 35mm F3.4。
製造は西独ツァイス(って箱に書いてある)。

このレンズ、生産数はそこそこ多かったようで、
モノ自体はそこまで貴重なものではない。

何が珍しかったかというと、その保存状態。
包み紙にシール付き、完全な未開封品だったのだ。
数十年前に作られ、そのまま誰も指一つ触れてこなかったタイムカプセル。ロマンがある。
元箱入りのSkoparex
保護シール付き
しかも、価格は並程度の中古品と同じくらい、と超格安。
「とても興味があるから購入したいのだが、日本に送ってもらうことは可能か」
と問い合わせたところ、すぐに快諾していただくことができた。
さらに、提示された送料はとても良心的な価格。大喜びで購入。
数日後に自宅に届いた。

だれも状態確認をしていないので、
保存中のバルサム切れでレンズが曇っているのではないか、
ヘリコイドのグリスがガチガチに固まっているのではないか、
等々の不安があったが、中から出てきたのはパーフェクトな状態のレンズ。
ヘリコイドの動きもスムーズ。
曇り一つ無い銀色の鏡胴が美しい。

ただ、問題が一つ。
「M42マウント」という説明で売られていたのだが、中身はデッケルマウント版。
アダプタが存在することは知っていたので、すぐに注文。
M42版は専用フードしか使えないのに対し、
デッケル版は汎用フードが使えるので、むしろデッケル版で良かったのかも。
ちなみに、名前こそ同じものの、M42版とデッケル版では、設計が違うそう。

ここでまたひとつヒヤっとすることが。
デッケル版は、最短撮影距離が1mのものと0.4mのものがあったはず。
ドキドキしながら確認したら、0.4mのもので一安心。
デッケルマウントって、レンジファインダーと一眼レフ共用のマウントだから、
最短撮影距離がやたら長いものが多いみたい。

こうして、数々の不安やドキドキを乗り越え、晴れて使うことができるようになったこのレンズ。
出かけるときは常時持ち歩いている。

メタセコイア
葉っぱの落ちたメタセコイア
肝心の写りはというと、なかなか独特。
カチッと解像するわけではなく、どちらかといえば柔らかい感じだが、立体感がある。
そして、穏やかだけどきれいな発色。
いい雰囲気。

お堀
お堀
食べ物を撮っても美味しそうに写る。

レストランゆりのきシカ肉ミートソース
新宿御苑 レストランゆりのきのシカ肉ミートソース
ハレ切り効果の薄いフードを使っていることもあり、逆光にはとても弱い。
それはそれでオールドレンズらしくて良い。

ラクウショウの気根
ラクウショウの気根

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