新小岩「コメトステーキ」 -- メニューは"米とステーキ"だけ!

新小岩「コメトステーキ」 -- メニューは"米とステーキ"だけ!

巨大な肉にかぶりつきながら美味しいご飯を食べるためのお店

「いきなりステーキ」の大量閉店が話題になる中、
東京の端っこ新小岩に連日行列のできるすごいステーキ屋がオープンした。

その名も「コメトステーキ」。
店名の通り、メニューは1ポンド(約450g)のステーキとご飯だけ。
ドリンクメニューすら何もない。
その代わりにお店横の自販機で買ったドリンクは持ち込み可。

※正確には、
・米とステーキ 1600円
・米とステーキ(よく焼き) 1600円
・ステーキだけ 1600円
・ステーキだけ(よく焼き) 1600円
・米だけ 200円
の5種類。
また、にんにくのあり/なし、もやし&ごはんの量は
食券を渡す際に選択することができる。

そのシンプルかつ強烈なコンセプトがSNSで話題になり、
12月初めのオープンからわずか2週間ほどで人気店へと上り詰めた。
最近ありがちな広告代理店によるごり押しでなく、
どこからどう見ても自然発生によるブームなのが凄いところ。
※余談だが、消費者がいきなりステーキに望んでいたのはこの方向性だと思う

営業時間は昼の部11:30-14:00、夜の部18:00-22:00だが、
用意した肉がなくなれば時間に関わらず営業終了。
あまりにも人気なので、休日は開店からわずか30分ほどで完売してしまうこともある。
ほぼワンオペのお店で、回転率よりも一食一食のクオリティを重視しているようなので、
あまり多くは作れないのだと思う。

なお、1ポンドの塊肉のインパクトに目を奪われがちだが、
このお店の本当の主役はご飯。
ステーキはあくまでお米の付け合わせとのこと。

理性ではなく本能で味わう美味しさ

米と肉、という組み合わせはシンプルながら魅力的。
先週一度気まぐれで入ったところ見事に虜になってしまい、二週連続で訪問することに。

お手頃価格なのもあり、肉のランクはそれほど良いわけではない。
また、量や肉質にはバラツキがある。
量は明らかに450gより多い場合もあり、肉質は2度の訪問で大きく異なった。
だが、そんな細かいことは吹き飛ばしてしまうのが塊肉のパワー。
血の滴る巨大な肉は、理性ではなく本能に直接訴える美味しさ。
ただただ無心でむさぼるのがこのお店の楽しみ方だ。
備え付けのステーキナイフはよく切れるVictorinox製のものなので、
筋の多い肉であってもストレスにはならない。
飽きてきたら、卓上の調味料(マスタード、わさび、醤油)で味変もできる。

メインのご飯は、流石のおいしさ。
若干硬めの炊きあがりで、ステーキの肉汁を絡めて食べると格別。

このお店に訪問する際は注意点が一つ。
閑静な住宅街のお店なので、
並んでいる間はあまり大声で会話しないようにしたほうが良い。
並んでいる人のマナーが悪いと、お店の方の迷惑になってしまう。

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