Rodenstock Rodagon 135mm F5.6 (旧型)

Rodenstock Rodagon 135mm F5.6 (旧型)

ロダゴンで手持ち花マクロ
Rodagon 135mm F5.6 と ベローズユニットで手持ち花マクロ
アフリカキンセンカとかディモルフォセカとかオステオスペルマムとか、そんな感じの花だと思う

引き伸ばしレンズの王道 ロダゴン

性能の良い引き伸ばしレンズといえば、
Rodenstock の Rodagon か
Schneider Kreuznach のCompononが真っ先に挙げられる製品らしい。

引き伸ばしレンズは当然ながらもともとは引き伸ばし機用。
引き伸ばし機撮影に使うのは本来の使い方ではないが、
マクロ域の撮影では撮影用のマクロレンズに引けを取らない実力を発揮する。

今回使用したレンズは、この双璧の片方Rodenstock Rodagon 135mm F5.6の旧型。
新型は鏡胴がプラスチックらしいが、旧型は金属鏡胴。

135mmという焦点距離は、APS-Cだと200mmちょいくらいの望遠相当に。
がっつり寄れる望遠は本当に便利。

焦点距離が長い引き伸ばしレンズであるためフランジバック(正確な表現かわからん)も長く、
ベローズに付けた状態でも楽々無限遠が出る。
というより相当なオーバーインフになる。
ベローズ + 接写リングの組み合わせでちょうど良い。

上の画像は、いつものソ連製ベローズの先っぽに付けて手持ちで撮影したもの。
三脚があったほうが楽に撮影できるが、晴れた日の日中なら手持ちでもなんとかなる。
くっきりシャープで色も好み。

光源の位置に要注意

順光であればとても良い写りをするレンズだが、
弱点は逆光に非常に弱いこと
(これは引き伸ばしレンズ全般に言えることなので特別なことではないのだけど)。

蛍光灯を写しただけで、煙の中にいるような盛大なフレアが発生する。
逆光どころか、横からの光でもだいぶ怪しい。

欠点といえば欠点だが、上手く使えばくっきり解像からふんわりした甘い描写まで、
欲しい写真に合わせて使い分けられるようになるのかも。


アオスジアゲハ
ランタナとアオスジアゲハ
彩度が下がりランタナの色がよくわからない
アオスジアゲハは動きが早いので撮るのが大変

ボケとか

ボケは気をつけないとちょっとうるさめになるかも。
開放付近では玉ボケが盛大に出る。
5枚絞りだが、絞り羽が丸みを帯びた形状のため、絞ってもそこまではカクカクしない。
なお、絞りは クリックと無段階の切り替えが可能。
芸が細かい。

クマバチ
ラベンダーとクマバチ
クマバチが無害なのは理解しているけど、黒くてデカいので向かってくるとちょっと怯む

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