島本製作所 エスエス 厚底フライパン 24cm 少し小ぶりで、二人分のチキンソテーにぴったり |
シンプルで使い勝手の良い鉄フライパン
調理器具の世界はなかなか面白く、製品の値段と性能が全く比例しない。
高価で良いもの、安価な粗悪品、というのも当然存在するのだが、
高価だけど使い物にならないもの、安価だけど性能が良く長く使えるもの、というのも数多くある。
最近優良誤認で問題になったセラフィットなんかは、高価だけど性能がイマイチなものの代表格。
また、もともとお手頃価格の商品に、ブランドロゴやちょっとしたパーツをつけたものが
5倍くらいの値段で売られていたり、というのもよくあること。
反面、ちゃんと選びさえすれば、長年使える道具を手頃な価格で手に入れることが出来る。
かっぱ橋の店頭で埃をかぶっているような道具が、
すごく使いやすい高性能な道具だったりして面白い。
写真のフライパンは、島本製作所の厚底フライパン。
2000円程度で入手した、なんてことのないシンプルな鉄のフライパンだが、
使い勝手が非常に良く、美味しい料理を作ることが出来る。
鉄フライパンは山田工業所のものが有名だが、この島本製作所のものも負けていない。
ハンドルは長めで熱くなりにくく、厚底ではあるが側面は薄いため重量はそんなに重くない。
何よりハンドルと本体の重量バランスが良く、取り回しが良い。
シンプルな鉄製のため非常に頑丈で、金属ヘラもガンガン使えるし、
ブランデーを垂らしてフランベ(フライパンの上に炎があがるやつ)したりと
荒っぽく使うことができる。
このフライパンは5〜6年ほど使用しているが、傷んだ様子は全くない。
この調子なら、10年、20年と使っていけそう。
鉄のフライパンは洗剤を使って洗わないという人もいるが、
それほど神経質にならなくても良いと思う。
私は何も気にせず普段からたわしと洗剤で洗って、
焦げ付いてしまったり錆びが出てしまった時は金たわしとクレンザーで綺麗にしている。
注意点は、かならずフライパンを十分予熱してから油を引いて使うこと。
テフロン加工等のフライパンと同じ感覚で使うと肉が焦げ付いてしまったり、
野菜がびしゃびしゃになってしまったりと良い事がない。
鉄フライパンは使うのに多少コツはいるが、
その分出来上がる料理は美味しいし、長年愛用することができる。
特に、肉料理の味が格段に良くなるので、使ったことのない人は試してみると良いと思う。
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